福祉住環境コーディネータとは、住環境に何らかの問題を抱えている高齢者や障害者が快適に住むことのできるよう、住まいの環境について提案するアドバイザーのことです。「身体が不自由になったけれど、今の家に住み続けたい」「年老いて足が不自由になった親を自宅に呼んで一緒に暮らすことになった」、そんな場合に、建築関係者やソーシャルワーカーなど各方面の専門家と連携しながら、生活基盤としての家づくりを行っていきます。

また、2000年4月に介護保険制度が導入され、住まいの環境を整えるのに改築の一部を保険でまかなうことができるようになったことから、以前に比べて住宅改修のニーズも増えています。実際、高齢者の事故は、交通事故の死亡者数を上回るほど件数が多く、いかに家自体が高齢者にとって危険な場所になっているのかが分かります。

相談では、当事者の身体特性や疾患別の症状を把握し、彼らが安心して住まうためには、どこに問題があり、どこを改善すればいいのかを、各分野の専門家と連携しながら解決していくわけです。そのためには、福祉住環境の知識は当然ながら、各専門家とのパイプ役としての技量も求められます。

 
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